- サッカーメニュー
-
- Jリーグメニュー
-
- J1メニュー
-
浦和闘莉王がMVP、DFでは3人目

- 壇上でMVPの闘莉王(中央)を祝福するポンテ。右はワシントン
<Jアウォーズ MVP>
Jリーグ・アウォーズ(年間表彰式)は18日、横浜アリーナで開かれ、J1王者の浦和DF闘莉王(25)が初めて最優秀選手賞(MVP)に輝いた。今季のリーグ戦で最少失点(28失点)に抑えた堅守に加え、チーム2位の7得点を挙げて攻守にフル回転。浦和を初リーグ制覇に導いた大黒柱がDF3人目のMVPを受賞した。また磐田GK川口能活(31)がベストイレブンに初選出され、清水MF藤本淳吾(22)が新人王に選ばれた。
晴れ舞台は、闘莉王が締めくくった。センターバックのMVPは94年のペレイラ(V川崎=現東京V)、04年の中沢(横浜)に続く史上3人目。闘莉王は「DFとしてこの賞をもらうのはFWより難しい。敵サポーターに喜ばれないことが仕事。得点する人の有利だから」と勲章を得た喜びをかみしめた。
単なるDFではない。得点数は得点王のFWワシントンに続くチーム2位の7ゴール。出場停止1試合以外、リーグ33試合に出場。2942分の出場時間もチームトップだ。チームは今季リーグ戦最少の28失点。2位となった清水の41失点を大きく引き離した。個性派集団の浦和で、存在感は抜群だった。しかし闘莉王は「失点が一番少ないのにうちは(ベストイレブンで)DFが1人しか選ばれなかった。逆に選ばれない立場ならば悲しい。なぜ選ばれないのか」と一緒に戦ってきたGK山岸、DF坪井らを思いやった。
恩師にも感謝した。04年に一緒に加入した際、ブッフバルト監督に「優勝させる」と約束した。3年がかりで実現した。「オレを自由にプレーさせてくれた。ほかの監督にはできない勇気ある人」と闘莉王。今季限りで恩師と別れる。リーグ制覇、MVPも受賞した。これを区切りに欧州挑戦の目標が頭にある。
既に契約更改交渉で海外からオファーがあった場合、本人に告知し交渉に応じることを条件に加えている。浦和との契約は2年残るが「海外への気持ちがハッキリした」と断言する。右太もも裏肉離れが完治しないため、19日にブラジルへ里帰り。来年1月には妹ルアーナさんの挙式に出席するなど故郷で英気を養う。07年も闘莉王の動向から目が離せない。【藤中栄二】
受賞者は次の通り。
【最優秀選手賞】田中マルクス闘莉王(浦和)
【ベストイレブン】▽GK 川口能活(磐田)▽DF田中マルクス闘莉王(浦和)山口智、加地亮(以上G大阪)▽MF 鈴木啓太(浦和)阿部勇樹(千葉)中村憲剛、谷口博之(以上川崎F)遠藤保仁(G大阪)▽FW ワシントン(浦和)マグノ・アウベス(G大阪)
【得点王】ワシントン(浦和)マグノ・アウベス(G大阪)
【新人王】藤本淳吾(清水)
【フェアプレー賞】該当者チームなし
【フェアプレー個人賞】根本裕一(大分)山岸智(千葉)
【最優秀監督賞】ギド・ブッフバルト(浦和)
【優秀主審賞】上川徹
【優秀副審賞】広嶋禎数
【Jリーグ・ベストピッチ賞】平塚競技場
【功労選手賞】小島伸幸(草津)、沢登正朗(清水)、相馬直樹(川崎F)
[2006年12月19日9時23分 紙面から]